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2007年05月16日

手紙


兄貴、元気ですか?これが最後の手紙です。

 2006年の映画「手紙」は、いじめ、差別を考えさせられる映画でした。両親を早くに亡くした後、弟を大学に行かせてあげたくて、体を壊すまで働き続けた兄(剛志)が、弟(直貴)の大学の学費欲しさに、お金を盗みに入った家で、居合わせた、老女を誤って刺し殺してしまったことから、弟の悲劇が始まります。

 兄が服役中に弟は、犯罪者の弟ということで、住む場所を追われます。その後、住み込みで建設の仕事をしながら、努力を積み重ね、お笑いコンビ「テラタケ」としてデビューします。軌道に乗りかけた、プロの道も、2chに「殺人者の弟だ」と書き込まれ、断念せざるをえなくなります。直貴は、住居、仕事、恋人、夢・・・すべてを失くしてしまいます。

 兄は堀の中から大切な弟に定期的に手紙を送り続けます。断ち切れぬ兄弟の絆の間で苦闘する弟を絶望から救ったのは、ひとりの女性の存在でした。しかし、その些細な幸せさえも奪われかけました。2人は結婚し、子ども(女の子)も授かり平和が訪れたように見えましたが、殺人者の兄がいると言う噂がドンドン広がってしまいます。子どもの口から「殺人って何?」と親に聞くシーンは胸が締め付けられました。公園で遊んでいても、他の子が離れていき、一人、砂場で遊ぶシーンも何とも言えない気持ちになりました。

 罪を犯して苦しむのは、本人だけではなく、身内にも、本人以上の苦しみが永遠に続いていくのです。 兄を憎み始めた主人公に対して、直貴の勤務先の東西電機の社長は、「近親者が罪を犯したのだから、身内もその十字架を背負うのは当然の報いである。逃げずに頑張れ」と言われます。 

 これは、本当に差別ではないのか?と考えると明らかに差別だと言えるでしょう。現代のいじめ問題に共通する箇所も多数あり、考えさせられました。皆さんも問題意識を持ってみてください。エンディングは涙なしには見られません。是非、皆さんもビデオ(DVD)で見てください。

             そして、家族、絆、差別、偏見について共に考えましょう!!

投稿者 yasukawa : 2007年05月16日 10:06

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